空島珈琲店のコーヒーへのこだわり – Creative Crew Viet Nam.

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空島珈琲店のコーヒーへのこだわり

2023.08.02

空島珈琲店のコーヒーは「毎日飲みたくなる」特別な1杯を目指しています。

産声を上げて間もない珈琲店ですがコーヒーの選定はこだわりをもって行っています。
コーヒーインストラクター資格の取得に加えて実際の現場を知るため、数多くのロースターさんやカフェを経営されていらっしゃる方にもお話をお伺いさせていただきました。

空島珈琲店で取り扱うコーヒー豆は自分たちで焙煎したものや、老舗の卸業者様、コーヒー豆を愛してやまない地元の有名ロースター様まで様々です。
選定にあたっては、私たちの求める味や価格帯にはまるコーヒー豆や、ネットで販売している卸業者様、こだわりのある個人販売、直接輸入を行っている生豆を含め、数多くのコーヒー豆を仕入れ、飲み比べを行いながら選定しています。気づくとその数は、数百種類を超え、国は生産国のほぼすべてを網羅したのではないか、というほどの数になっていました。

ご提供するメニューに関しても、特にこだわっています。
例えばHISOKA SELECTでご提供させて頂いている、ソラシマプレミアムは、愛してやまない浅煎りです。はじめに、浅煎りといえばエチオピア、と狙いを定め飲み比べます。
ただエチオピアで有名なイルガチェフェだとしても数多くの農場がありその中でもシングルオリジン(単一産地)かストレート(地域を限定したもの)かなどでも実に違いがあります。もちろん、プロセスもナチュラルかウォッシュトか等で異なります。
そして、驚くことにそのどれもが個性的なのです。それでも、こだわりをもってコンセプトに基づき丹念に選びます。
ナチュラルプロセスで精製されたフルーティな豆も美味しですが、毎日飲みたくなる特別な1杯は?と考える。やはり世界最古のオーソドックスなコーヒー、香ばしいモカです。
近年、コーヒー業界の波は、サードウェーブからフォースウェーブへと移り変わりスペシャリティコーヒーのトレンドはさらなる拡がりをみせ人々が求める美味しさへの感性は変化し続けています。
それでも人の本能的は、きっとモカを求めるのです。
僕もモカが好きですが、苦いのはちょっと苦手。その意味でも浅煎りです。
モカの魅力を最大限に引き出しながら、苦味を抑えたスッキリとした味わい。
また、焙煎へのこだわりも重要です。ロースターの方は丁寧に味へのフォーカスを行い、収穫時期により変化の多いコーヒー豆においても、できるだけ同じ味を再現しようと大変な労力を伴い焙煎されていらっしゃいます。まさに職人技です。また、そのように、完成されたコーヒー豆をどのように抽出してご提供するかによっても違いがあります。このように味わっていただきたいので、こう抽出する。
そのようなプロセスで1杯を目指しています。

また、もうひとつのソラシマスタンダードも同様です。
コンセプトは「多くの方にとって馴染み深いコーヒー」。まさにスタンダードです。
そう考えた時、最初に浮かんだのが、世界最大の供給国ブラジルのコーヒー豆でした。
そこで私たちは、ブラジルのコーヒー豆から探し始めます。
ニブラ、サンマリノ、ベリー・スペシャル、ショコラN、サントス。美味しい豆のオンパレードです。でも、求めているものとは何か違う。
仕方なく全世界へ視野を拡げ、大好きなコロンビアやタンザニア(最近流行りのンゴロンゴロ)、ジャマイカ、コスタリカ、ペルー。
さらにホンジュラス(エル・ドラド農園)、グアテマラ、エルサルバドル、キューバも飲み比べていきます。旅に終わりはありません。
イエメン、ベトナム、インド…
もちろんどれも美味しいのですが、なかなか決まりません。
コーヒー豆はCOEを受賞するなど評価が高いものほど価格が高騰する傾向があります。コーヒー豆の流通が活性化している今の時代、この流れは今後も更に加速しそうです。
ですが、高すぎるものは毎日飲みたくなりません。(飲めません)美味しいけれど、できるだけ安価に提供したいと考えると選択肢は狭められてしまいます。
そこで、今度はストレートコーヒーの枠も取り払い探すことにしました。一から探し直しです。
そんな事を繰り返し試行錯誤した末に決定したのが、ソラシマスタンダードです。
美味しくて、懐かしい。ホッと一息つけるやさしい一杯です。
ぜひ、お店で味わっていただけると嬉しいです。

sorashima-coffee.com